学習塾の種類
<進学塾>
基本的には学校の先取り授業を行っています。また、授業スピードも速く、難易度も学校より高い場合が多いので、「学校の授業レベルはおおむね理解できている」という生徒向けと言えます。特に学習意欲の高い生徒は急激に成績アップすることも多々あります。また、偏差値が高い学校を目指す場合も効果的です。ちなみに中学校・高校受験でラ・サール、附設、灘クラスを受験するのであれば、そのレベルに対応した受験ノウハウを持った進学塾への通塾はほぼ必須になってきていると言えるでしょう。
<補習塾>
学校の進度とほぼ同一、もしくは復習的な形で授業が進んでいくタイプです。授業・問題レベルも基礎~標準的な場合が多くなります。「学校の授業が難しくなってきた」「点数が落ちてきた」など、どちらかといえば平均もしくはやや点数が落ちる生徒向けと言えます。それでは「学校の授業は理解できている生徒には向かないのか」というとそうでもありません。「習い事や部活等で忙しい」「家ではなかなか勉強しない」という生徒にとっても有効です。また、補習塾ではアットホームな雰囲気の塾も多く見受けられます。
<個別指導塾>
主に先生1人対生徒2~3人で指導を行います。学校のような授業形式ではなく、宿題や塾で解いた問題などで解らない所を指導していく形式が一般的です。解らない問題をピンポイントで指導できるため、その生徒にとって効率のいい弱点発見とその解決が期待できます。また周りの生徒を気にすることなく自分のペースで勉強を進めていけるため、学校の授業についていけてないという生徒でも十分対応できます。苦手教科がある生徒に関しても、点数の良い教科はドンドン先へ進めてもらい、悪い教科は基礎からじっくりと…といったことも可能になり効果的です。中には1対1で完全個別指導といった塾もあり、いわゆる家庭教師に近い形になります。一斉に授業を受けるのと違い、個別に教えてもらえるのが魅力です。当然、一斉の授業よりかは月謝は高いですが、家庭教師よりは割安です。「塾と家庭教師の良いところを集めた」が個別指導の宣伝文句となり、大手の進学塾なども個別指導クラスを設けて、生徒数を集めています。親としても、大人数での授業についていけない我が子を少し割高になっても、個別指導に通わせようとする気持ちは理解できます。しかし、本当に一斉授業と家庭教師の良いところが集まっているのかは、注意が必要でしょう。個別指導には、原則カリキュラムは存在しません。個人のペースに合わせて進むからです。ということは、子供本人のやる気によっては、のらりくらりと進むことにもなります。もちろん、理解せずに進むことに意味はありませんが、中学受験の勉強は特殊であり、かつ膨大な量です。つまり、教える側にも指導テクニックが必要とされるし、受ける側にも一定のペースでカリキュラムをこなすことが必要となります。問題は、1人に当てる指導時間と待ち時間です。